Michannel~日々が愛のかたまり~

きみがいるから。ぼくがいるから。 人生の傍らにはKinKiさん。二世帯住宅に嫁いだKinKi&ディズニーヲタのベビちゃん待ちワーキング主婦の日常。

お義父さんの話


今週末は、遂に結婚式。
というこのタイミングで突如、深刻な案件が飛び込んできました……。

 

動揺もしてるけど、ここで私がしっかりしなければ……っていう気持ちもあり。
内心、未だに気持ちはぐちゃぐちゃなのですが。


※重いお話になります。
あ、そういうのちょっと……という方は、そっとお帰り下さい。

 

 

 

昨日、旦那くんのお義父さんが緊急入院となりました。
実は先月末に体調を崩し、私と旦那くんが仕事に出てる間に、自分で救急車を呼んで病院に行った…というのが1回あり、その時は急性胃腸炎と言われた、と元気にその日のうちに帰ってきたのですが。
その後も体調があまり回復しなかったようで、昨日再度、私達が留守にしている間に、自分1人で病院に行ったそうで。
そのまま、緊急入院→家族呼び出しとなりました。

 

検査の結果。
1つは、肝硬変との診断。
そしてもう1つ……。
肝臓癌が見つかった、との事。
しかも、ステージ4。
末期とのこと。

 

旦那くんとお義母さんが、週末結婚式がある事を医師に伝えたところ、そこには出られるように最善を尽くして、肝硬変の影響で出てしまっている黄疸の数値を下げる手術をする事は出来るけど、肝臓癌に関しては、もう手の施しようがない……という事を、淡々と告げられました。

 

そして、その後。
本人への告知はどうしますか?
延命措置は取りますか?

 

そんな事を立て続けに問われ、全員が
「何言ってるの?」
状態。

 

そしたらそれを見兼ねたのか、医師から再び
「まぁ明日手術をして様子を見て、外出で結婚式に出られるところを目指しましょう。そこから、どうするか家族で話し合って決めて下さい」
と。

 

何が起きているのか、何を言われてるのか。
現実の事なのか、悪い冗談なのか。
本当に訳がわからず。


だって、つい数日前まで普通に顔を合わせて、会話してたのです。
私が仕事から帰ってくると、いつもわざわざ1階の玄関のドアを開けて「お帰り」と声を掛けてくれていたのです。

いつも、郵便物が間違ってこっちのポストに入ってたよ、とか。
仕事に行ってる間に宅配便が届いてたよ、とか。
何かと口実を作って、私達が飼っているミニチュアダックスに会いに2階に上がってきていたのですが。
ここ何週間か、内線インターフォン
「届いてるから、取りに降りてきて」
と呼ばれるだけで、2階には上がって来ない…という事が続いていました。
私はその時1度、体調悪いのかな?と、少し気にしたのですが、旦那くんが
「気まぐれだからね」
と、そんなに気にしていない様子だったので、私もその1回以降、気に留めなくなっていて。
だけどこうなって、冷静になってみてから。
あぁ、やっぱりそういう事だったって。
我慢してたんだな……って、繋がってしまいました。
そして、二世帯住宅とは言え、同じ屋根の下に住んでいたのに、どうして気付けなかったんだろう…という後悔の思い。

 

家に帰って来てからも現実味がなかったけど、ひとまずお兄さん達に連絡して事情を話して、翌日手術がある事を伝えました。
結果、真ん中のお兄さんが近隣に住んでいるので、旦那くんとお義母さんと一緒に手術の間、付き添いをする事が決まりました。
私もちょうど今日から結婚休暇に入ったので、一緒に付き添いに行こうと思ったのですが、休みに入ったタイミングでブライダルネイルやらまつエクやら、シェービングやら……最終メンテナンスの予定を詰め詰めにしてしまっていて。
そしたら、旦那くんもお義母さんも
「そこは最優先だから気にせず予定通り行ってきて」
と言ってくれて。
昨日の今日で、気持ちの切り替えが出来ないのはみんな同じだったけど、お兄さん達も含めて、とにかく今は週末の結婚式を無事に迎える事を考えよう、という結論に至りました。
家族会議の結果、本人への告知はせず、全員で「いつも通り」でいようと決めました。

 

そして本日。
黄疸を下げる手術は無事に成功して、意識も割としっかりしている、との連絡が入りました。
私もネイルとまつエクが終わった後で病院に行ったら、ベッドから起き上がって会話が出来る程、体調は回復していました。


帰り際に、医師から再度話を聞いたら。
「術後、順調に黄疸の数値が下がっていけば、もしかしたら抗がん剤治療が出来るかもしれない。結婚式にも、ひとまず無事に出られると思いますよ」
と、前向きな話があり少しだけ、安心する事が出来ました。


突然の末期癌告知で、気丈に振舞っているけど一番ダメージを受けているのは、お義母さん。
そして、旦那くんも
「親孝行らしい親孝行出来てない……」
なんて言うけど。
「何言ってんの。この家を建てた事が最大の親孝行でしょ」って。
同じ屋根の下に住んでいるのだから、お義母さんの様子だっていつでもわかる。
ここからしっかり、私達で支えて行こう。
と2人で話しました。


あともうこうなってしまった以上、私達家族はお義父さん本人の気持ちと体力を信じるしかないのです。

そして私に出来ることは、お義父さん本人は勿論、とにかく旦那くん家族を笑顔にする事。

「ひょうきんな明るさ」

が私の取り柄で、旦那くんも結婚の決め手だったと言ってくれてるし。

ここで、本領発揮しなきゃネ!!!